【病院と介護施設で職員を募集しています】

このページでは、株式会社デルタエムが、コンサルティングを行っている病院や介護施設の職員募集の情報を掲載しています。そのため、原則として、詳細や応募については、各病院や施設の担当者にお問い合わせください。

                           

◆医療従事者のキャリア◆

医療従事者はほとんどが有資格者であり、専門家です。資格取得後の自分のキャリアをどのように考えるかで人生が違ってきます。例えば図のように、スタートは臨床看護師で、キャリアアップするうちに資格を活かした活躍の場が広がっています。転職を考える際、ライフプラン・キャリアプランに合わせて活躍の場を選択していただければと思います。                  

                            株式会社デルタエム

 

 

            【看護師の需給状況に変化】

【看護師の量から質へに変化】

 

〔2014年の診療報酬改定が及ぼす病院経営への影響〕

・今回の診療報酬改定では、7対1の入院基本料を選択している病院が厳しくなっていますが、その影響が大きくなっています。つまり、7対1を維持することが困難な病院が多くなっており、10対1・療養病床等へ転換する病院が多くなってきています。

 

〔資格者の量から質への転換〕

・その結果、看護師不足から都市部の病院や大学病院が全国の看護学校へ求人が殺到していましたが、現在では、看護師募集を取りやめる病院が増えていることも事実です。つまり、看護師不足が発生しておらず、あえて募集のために全国を回ることもなく募集を止めていると言うことです。

・多分、7対1の高度急性期病院で働きたい看護師の流動化がとまり、新規に採用することもできなくなってと言うことが本当ではないかと思います。

・そのため、資格者の人材を大量に採用することよりも、看護師の質(技量・経験・人格)を重視した採用へと変化していることが考えられます。

 

〔これからの看護師〕

・したがって、これからの看護師は、資格要件だけでなく、どのような経験や技量を持っているかがアピールできるようになることが重要になって来ると考えます。また、自分自身に人生目標を明確にし、実現、達成するためにどのような道(ストーリー)を描いていることが必要だと考えます。

【看護師の採用と選定基準の変化】

 

〔7対1の影響〕

・7対1の入院基本料は、今回の診療報酬改定に伴い、維持する病院は200床以上規模が多く、200床以下規模の病院は、10対1入院基本料や地域包括ケア病棟入院料及び療養病床への変更希望が多くなっていると言うことです。

 したがって、7対1から診療内容を展開する病院からは、看護師が流出することは明らかになると考えられます。

 

〔7対1の病院は募集中止〕

・無論、診療体制は変わっても、全ての看護師が退職するのではなく、7対1で働きたい看護師が当然のこととして退職し、他の7対1の病院へ転職することが考えられます。このために、病院によっては新卒看護師の募集を中止している所も数多くあります。

 

〔看護師の7対1からの転職は厳しくなる〕

・7対1の病院を退職した看護師を採用したところ病院が期待した技量や患者対応が十分でないことがわかり、やむなく採用を断念したと言うことも聞いています。つまり、7対1の病院に勤務出来ているからといって、看護師としての技量や患者対応力が十分だとは言えないと考えることができます。

 

〔看護師採用にあたって〕

・したがって、これからの病院での採用にあたっては、病院が掲げる診療内容や看護師に期待することが明確となっており、この内容にどの程度応えられるのかが採用の基準となると考えることができます。

・新卒者は新卒者としての技量や対応力が明確となって来ると考えます。中途採用者については、経験年数や資格取得年によって大よその能力を明確にしており、それに沿った能力を持っているかどうか判断して採用すると考えます。

 

〔病院の看護師採用基準は量より質へと変化〕

・つまり、看護師不足を補うために資格者であればどの様な看護師でも採用する体制から、病院が掲げる一定の技量と対応能力を持った看護師でないと採用しない方向へ向かっていると考えることが出来ます。

 

【自分自身の能力を明確にするための見直しが必要になります】

            【病院での事務部長の役割】

〔病院での位置づけ〕

・病院における事務部長の位置づけは、病院経営者を補佐する機能と役割としていることが一般的です。したがって、組織図でみれば、院長の下で「看護部長」や「副院長(診療担当)」と同列になっていることが多いと考えます。

 

〔病院における役割〕

・このように病院の経営組織から見れば、医療業務を除いたすべての業務と言うことになり、一般的に国家資格を持たなければできない業務以外のすべての業務の管理が役割であり、機能と言うことになります。

 

・しかも、それ以外に経営の重要な業務である、「採算管理」「人事管理」「経営戦略の策定と実行」と言った経営の根幹にかかわる実行責任を担っていると言うことになります。

 

〔事務部長の業務遂行能力〕

・そのために、事務部長は、病院を取り巻く環境をすべて把握し、環境に変化に応じて「採算管理」「人事管理」「経営戦略の策定と実行」を変化させることを常に考えながら実践することが必要となります。

 

・したがって、事務長の究極的な役割は、環境を把握し経営対策を設定し、経営トップ層や現場管理職へ説明や説得をしながら実行出来る体制を構築することが重要な役割と言うことができます。

 

〔事務部長に必要な能力とは〕

・そのように考えると、院内の環境を把握し、院内の人間関係を把握し、信頼された事務部長であることが、役割を担うために重要と言うことになります。つまり、コミュニケーションがしっかりできていて、直接の部下だけでなく、現場の職員や管理職を活用できる能力が必要だと考えます。